写メ日記

1月11日

2024/01/13 10:59:58

Tさん
顔面に溢れる咀嚼物は、子供の泥遊びのように足裏で攪拌した。
練る度に粘度が増していくのが面白くて、つい遊びが過ぎたようで、気付けば顔中の毛穴は塗り潰され、鼻腔も塞がれ、口腔は咀嚼物でぬるぬるの足を咥えさせられ、酸欠と恍惚で貴方は既に瀕死状態だった。
太腿が攣りそうになるほどに、射精を堪えるべく下腹部にも力を込めていたが、その集中も長くは持たなさそうだ。
さ……どうする?

お土産ありがとう。

1月8日

2024/01/10 14:16:23

Yさん
快楽沼に堕ちるのは早かった。
ものの数秒で、人から獣の鳴き声に変わった。
こうなる事を予め予測しておいて、貴方は逃れられない状況にする為、私は見目麗しくする為、それぞれの願望から貴方の軀を厳しく縛り上げ作ったこの状況は、気狂いさせるには十分過ぎた。
私はいつも、貴方の可愛い戯言を聞きたくて、口枷を付けず、ただただ貴方を貪り尽くしてアナルマゾに仕立てる事に興奮を覚える。
どんな玩具も敵わないこの指先で、簡単に転がされる漢の嬌声は、子宮にまで響くから堪らない。

お土産ありがとう。



Kさん
スカートの重力に逆らい、そっとたくし上げる。
びくんと貴女の柔肌が硬直する。
火照る軀に指を這わせると、身をよじり逃れようとするのだが、私の指が下着の中にまで入って仕舞うと、それ以上の抵抗は出来なくなってしまう。
緊張は解かれ、指は柔肌に埋まり、熱い吐息をもらす。

痴女を痴漢する痴女。

1月6日

2024/01/07 18:54:46

Hさん
視界が点滅してるみたいだ、そう言い残した後、頻繁に瞬きしていた瞼は完全に閉じた。
深呼吸のように長く吐き出された吐息は恍惚を帯び、軀中から垂れ落ちる涎の糸さえも艶やかに色付かせていた。

1月4日

2024/01/06 15:48:29

Tさん
少しのお酒と、少しの昔話。
感慨に耽ったところで被虐性愛に赴くあたり、倒錯的な快楽には逆らえないのだと思った。



Yさん
あまりにも喚くから、じゃあ…やめる?と聞くと、貴方は黙った。
元々、貴方は口数は少ない方だ。
それがどうだろう、折檻されている時の饒舌ぷりは。
逆に此方が舌を巻くほど一気呵成し、圧倒されかける。
折檻の場でしか吐露出来ない本音が、例え欲まみれだとしても、嘘偽りのない心の声は不思議と胸に美しく響くようだ。

12月30日

2024/01/03 22:22:30

Tさん
耳鳴りがするくらい、しんとしていた部屋で微かに聞こえていたのは、消え入るほどか細い呼吸と縄擦れの音だけだった。
縄に魂まで縛られた意識は、既にここにはない。
恍惚に飲み込まれた軀は、興奮で荒ぶる感情とは真逆に静寂を貫いていた。



Hさん
何気ないマスク姿も、貴方に限り卑猥に見える。
使い捨ての、簡素なマスクだけで性感帯を隠しているのかと思うと、尚更興奮する。
まるで性器のように指や玩具で弄られ、溢れ出てきた鼻や口の粘液は、艶めかしい愛液そのものだった。



Mさん
来世は女子更衣室か、女子トイレの床材になるらしい。
追い詰められると、人は突拍子もないことを口走るから面白い。