写メ日記

3月12日

2024/03/14 15:01:56

Tさん
鞭のフルコースで、表皮は血の滲んだような赤を帯び始める。
種類の異なる鞭の痕が重なり合い、それぞれの濃淡が水墨画のような美しい模様を背面に描いてゆく。
その過程は優美とはまるで掛け離れていたが、四肢のイーゼルに柔肌のキャンバスは耽美的であり、大人の美術は貴方もまんざらではなさそうだった。
ただ、鞭から逃れようと軀が無意識に回避を図るので、都度蹴り上げて正してやる必要がある。
馬乗りに覆い被さったまま豪雨の如く振り下ろすと、その間、重い呻き声は絶えずこぼれ落ちて、耳腔を甘く刺激する。
熱く火照った絵がシーツの冷たさに絆された隙に、今度は顔面と局部に咀嚼物の油絵を足裏で描いた。
足指の筆ごと頬張る自我を持つキャンバスは、手持ちの乳白色で自らを塗り、汚れた作品をより完璧なものにした。



Yさん
逆海老に縛りあげると、渋い表情の口元から歯が剥き出しになる。
手拭いを噛み締める歯は少し尖り気味で、エッチだ。
股ぐらに食い込む玩具を足先で転がすように弄れば、奥歯が見えるまで口角は広がり、エッチな歯の隙間に綿棒や指を滑り込ませると恍惚の面持ちになる。
そのままぐちゃぐちゃに弄りまわす。
頬の内側、歯茎、舌裏……と順繰りに犯してまわり、やがて歯列の裏をなぞりながら上顎に触れた途端、大袈裟な嬌声と溜息が溢れた。
性感帯の口腔で一番感じる上顎。
中でも、渦巻きのような部分が特に感じるので、指先に期待が集中するのを感じとる度に、爪先から骨盤にまで言いようもない快感が走った。

3月9日

2024/03/12 11:13:38

Sさん
ペニバンやメス逝きは異性間を軽々と越える。
快哉に近い驚きと、倒錯的な快楽を愉しむ為に心の準備の必要もなく、ファストフードを喰む感覚で別世界に行ける。
新しく開いたドアの向こうから、過去の自分を笑いながらけしかけたくなる気持ち、すごく良く分かる。
そう、面食らうほど簡単なのだ。
ドアの隙間から恐々と覗き見ていた頃の方が、ずっと頭の中が複雑だったのを覚えている。

3月7日

2024/03/09 12:39:41


Yさん
出会い頭から女は既に発情していた。
フェロモンが溢れかえっていた室内は、呼吸が息苦しくなるくらい濃密で、鼻腔を劈くメスの匂いに脳が激しく翻弄させられた。
結果、私の理性は維持される事なく瞬く間に破綻した。
気付けば、その身を着飾る卑猥な下着をたくし上げ、軀を貪っていた。
最弱のクリ乳首はメスを益々色狂いにさせ、歪んだ愛が女の唇から夕立の如く降り落ちた。
女の美しい背中を眺め、鳴き喚く女の耳の媚薬を聴きながら、淫売の欲しがるままに肉棒を喰わせ続けた。



Wさん
少し震えていたから、寒いのかと訊ねると、「怖い……」かろうじて拾えるくらい小さな声をこぼし、続け様に「見下ろされて、背筋が疼いてしまう自分が、怖い」そう言い終えると、また震えながら覆い被さる私を見上げて、幾度も幾度も達した。
繋がっている擬似物が、何故か焼け付くように熱を持った感覚があった。


3月5日

2024/03/07 14:16:23


Tさん
幼気な子が容易に罠に掛かるのは見ていられないが、態々罠に掛かりに来る変態には、あからさまな罠と舌の裏に隠した下心丸出しで誘い出すのが良い。
胸の内にあるものが大きい者ほど、堕ちる姿も大層無様で見応えがある。
言うまでもなく、他に例えようもないくらい貴方は愚鈍のお手本だった。
だけど、それがいい。
愛おしささえ湧く不思議よ。



Nさん
貴重なひとときだった。
貴方の言葉を借りると、希少でもあった。
生々しさを露呈し各々を俯瞰する、という興味深い体験をしたせいだろうか、普段の変態染みた艶事が常軌を逸した行為に思え……背徳感が、より興奮を高めた。

差し入れありがとう。
時間は有限。後悔無きよう愉しくお過ごしくださいね。

3月2日

2024/03/03 21:14:11

Yさん
肉棒を強く引き絞る度に悦くなるせいで、貴方は酷く鳴き喚いていた。
腰を振るのを止めれば尻を擦り付け、愛液まみれの秘部に自ら欲を押し込んでは、色狂いした獣のように激しく腰を打ち付けて来た。
結合部から、激しい水音と共に水飛沫が床に降り落ちるのを俯瞰しながら、手で腰を引き寄せ、嬌声が悲鳴に変わるまで貴方を貪り尽くした。