写メ日記

4月18日

2024/04/20 13:12:32

Tさん
軀は、強い雨足のような鞭すじを幾つも残した。
声を堪え、キツく吸い込む短い息が、痛みの生々しさを伝えてくる。
粗悪な床を、私を乗せたまま、膝が擦り切れるまで這わせ続け、疲労と苦痛で鈍くなる軀を何度も蹴り上げて起こした。
そうして、仕上げに汚す。
咀嚼物を足で塗り広げ、汚物に溺れる顔を見下ろしながら、足元のぬかるみに興じた。

お土産ありがとう。



Nさん
貴方の、理想という形の妄想を謳う時の顔が堪らない。
私の隠し持つ欲を燻らせる。
貴方が悪い顔をすればする程、止めていたタガが外されて、その内に何か、とんでもない事をやらかしてしまうのではないかと気が気では無くなってしまう。
だがその反面、その時の貴方がどうなってしまうのか、理性が興味に打ち負かされた貴方が壊れゆく様を、寸部の取りこぼしも無く、この目にしっかりと焼き付けておきたいと切望するこの浅ましい想いさえも、貴方なら理解してくれると自惚れている。

差し入れありがとう。

4月13日

2024/04/18 00:24:01

Oさん
初体験。
人生で、じゃなく今日が、と言う意味ではないのかと目を疑う。
飼い慣らされた猫の如く、享楽に耽る姿はまるで、生まれつきの遊女のようにしなやかさを孕んだ、無邪気な淫乱。
末恐ろしい子だ。
けど、性質に心惹かれた。



Iさん
刻むなら、軀よりも記憶がいい。
傷はやがて治るけど、後悔と痕は少なからず残る。
固い地面に立てた生爪で、母なる大地の最深部まで削らんとする執念を以って刻んだ性癖なら、誰にも知られる事なく、ひっそりと、そしてしたたかに、滾る情熱をいつまでも燻らせ続けていられる。
刻印せずとも、貴方自身が誰のものなのか……
ちゃんと分かっているのでしょ?

4月9日

2024/04/11 10:54:18


Yさん
少し、いやかなり……惨劇を思わせる状況だったのではないだろうか。
鼻腔の奥に燻り続ける残り香が、熱を出した時に見る悪夢よりも、リアルな分ずっと酷いものに感じた。
懲りない貴方に呆れつつ、やり遂げる私も相当酷い女だ。
この場合の伸び代は無い方が長生き出来る。



Aさん
鍛える。
これは主に、健康的な意味で使われる言葉。
だが、変態に対して使う時は真逆の行為を示す。
執着、疑惑、冷酷、独善的、神秘、猜疑心……
一体これらをどのくらい反芻すれば、こんなド変態が仕上がるというのか。
内容は伏せておくとして、これに関しては貴方が最適、お手本の様な代表例だろう。
今日も甘美な苦痛に身を委ね、悶絶を繰り返し、狂った脳信号が快楽の指令を軀中に分散させている。
長い永い時間をかけて、肌身に染み付いた欲という垢は、生涯の宝…と言うべきか、変態の成れの果てと言うべきか、人類としての新しい変化、それとも……

差し入れありがとう。


4月6日

2024/04/09 16:31:21

Mさん
縄が軀を絞める度、呼吸と脈は徐々に纏まりを無くし始めた。
私には一瞥もくれないほど羞恥心に乗っ取られていたが、それでも感情は素直で、下腹部が甘く痺れるのを感じると、軀をくの字に曲げて悦んだ。
最奥を穿つ毎に突き抜ける、えも言われぬ感情。
指一本が入るのも厳しい強い麻縄の抱擁が理性を停止させる。
血の流れや動作を止められても、頭の中の妄想は止まるどころか暴走を起こし、絶頂の狭間を何度も行き来していた。
反射的に漏れ出る貴方の声は、妙に脳内をそそのかされた。



Hさん
風雅の趣をまるで無視した醜悪な面相。
顔中の穴という穴を弄ばれ、それぞれの穴から愛液を垂れ流していた。
だらし無く開げられた咽喉と鼻腔は、顔面の性器と呼ぶに相応しい淫らな反応を魅せてくれる。
好き勝手に、ネチネチと虐められる指や道具を、湿り気を帯びた呼気と愛液が思う存分濡らす頃には、副反応から漏れた精が、貴方の腹の上で生暖かい膜を張り、ぬらぬらと艶めいていた。



Nさん
サクラサク。
生命の限りを尽くして咲き誇る桜花は、貴方の新たな門出を祝うかのように、空高く舞い上がらせた花弁を、頭上に振り散らしていた。
勿論、実際に木があったわけではない。
輝かしい未来を背にした貴方を、少なからず私の目はそう捉えていた。
なのに、これから築こうとする未来への貴重な学び時間が、身を滅ぼす蛮行に費やされている。
宙吊りの軀が、黒い梁の下を往復する度、知性が奪われている気がした。
未来に背き、背徳の中で狂乱する間は、誰よりも幸福な二人に違いなかった。

積年の思い叶い、心より満たされた事に感謝。
ほんと、いい子。

差し入れありがとう。

4月2日と4月4日

2024/04/05 22:34:51

2日
Yさん
オムツ姿の紳士を四つん這いで歩かせる。
腹よりも床に着きそうになっている重たいオムツは、股ずれで内腿を赤く腫らし、摩擦でずり落ちて尻まで晒されようとしていた。
おしゃぶり代わりの口枷も、見事に涎まみれ。
オムツの中身といい勝負の垂涎ぷりだ。
それにしても……
汚れたオムツも変えてもらえず、人工的に膨らまされた腹と、プラグで塞がれたアナル。
大きな赤子に無体を強いる母親と罵られるかもしれない。
が、この母親にして、この子有り。
遺伝子の強さは、この表情を見ればお分かりいただけるだろう。

スマホ忘れて写真撮れなかったので、コチラに纏めました。



4日
Sさん
垂れ下がる長い髪から、濡らした筆の穂先が雫を落とすみたいに、床をぽつ、ぽつ、と濡らしていた。
男が濡れ鼠になる前に、こんな事があった。
両手の甲に水入りグラスを置いた。
これを打ち終えるまでは絶対に溢すな、と言い付けていたのだが、巻き鞭に驚いて溢してしまい僅か1分未満で終了してしまったのだ。
当然、軍配は私に上がる。
罰ゲームを前に不服を申し立てられたが、即却下。
確かに、不意打ち行為を働いたがわざとではない。開始直後、既に指先が猫のように丸まり始めてたところを見ると、貴方の言う3分に辿り着く事は永久に来ないだろう。
聖水を頭から被り、屈辱で顔を上げれなくなった貴方を見下ろすのが、こんなに気持ち良いとは思わなかった。