写メ日記

11月16日

2023/11/18 15:55:09

Fさん
強欲な軀は久しぶりの興奮を抑え切れなかったのか、ムードや手順をすっ飛ばしてでも穴を塞いでくれと強くせがまれた。
まるで何日も飲まず食わずで過ごしたような飢えっぷりだった。
あれもこれもと、目移りする欲を片っ端から引っ掻き集めては試し、愉悦に浸る間も無くまた次へと移る。
一人借り物競走する貴方のアシスタントを暫くこなしていると、やがて気が済み、やや理性を取り戻した貴方が、私にやりたい事はあるのかと訊ねてきた。
……じゃあ、コレかな。
貴方は初体験だったそうだが、写真だと全く分からないものである。



Nさん
最高、どころではなかった。
現地でどうだったのかは知らないが、日本ではほぼ聞かないしやらないと思う。
引っ掛からないようにと拘った、シルクの赤いリボンが、貴方を特別なギフトに仕立て上げていた。
最高のサプライズギフトだ。

11月14日

2023/11/15 11:10:36

Dさん
吊られている貴方とぶら下げられたダンベル。
先に根を上げるのは、貴方か愚息か。
掛けは私の勝ち。

11月11日

2023/11/13 21:49:50

Kさん
尻で両頬を挟む。
優しく、そっと包み込まれ安堵していたのだろうか。
まるで自分の一部のように感じていた尻が、嘲笑うような掌返しで突如凶暴化した。
驚いて身悶えるも、拘束されている貴方になす術は無い。
戯れにしか思わぬ程度の悪戯で、あっさりと欲を吐き出されてしまった。
尻の暴走に服従せざるを得なかった愚息にとっては英断だが、貴方にとっては大きな不覚だったろう。
それでも、窒息寸前の射精は堪らなかったでしょ……?

素敵な背中も載せておきますね。



Yさん
一度でもオーガズムに達すると、前後の見境がなくなる。
先天的な欲求も凌ぐ傲慢な淫欲がそうさせているのだろう。
目の前で、形振り構わず下劣な言葉を捲し立て、欲しいものを軀でねだる貴方を見ていると、不思議と憐れさを通り越して可愛くさえ思えてくる。
もっと品良く躾けたかったが、過剰になるにつれ理性を失くすので、品の良さからはどんどん掛け離れて行った。
それでもこの獣が愛おしいと、堪らないのだと、脳汁が溢れるほど血を滾らせて来る欲を拒めずにいる私も、既に見境がつかなくなっているのかもしれない。
貴方を卑しいと思う以前に、まず身の程を知るべきである。

11月9日

2023/11/11 10:57:53

Tさん
しっかりと作り込まれた台本を渡された。
貴方が側で丁寧なシナリオ説明を口添えていたが、その殆どを耳に入れる事が出来なかった。
しかし私の頭にはきちんとシナリオは入っていた。
普段私の読書は、見開きの全体をひと読みした後に、そのページで気に入ったフレーズを丹念……執拗に舐め回すよう反芻し、気が済むまでとことん同じ文字を追いまわし続ける癖がある。
今回のシナリオはそんな箇所が幾つもあり、それで貴方の声は届くに至らなかった。
綿密に計画された淫猥を凝縮した一枚を実行するよりも早く、脳内で先に始めてしまったくらい素晴らしい出来映えだった。
お陰様で愉しいひとときを過ごせた訳だが、ただ気になる事が一つあるとすれば、初見に言われた「お若いんですね」が少し残念そうに聞こえた事。ただの杞憂であれば幸いかと。
遠路遥々お運び下さり恐悦至極。
私も随分愉しかった。



Mさん
私でなければ駄目だと言いながら、ぎらぎらした眼を画面に貼り付けたまま此方を一瞥もしない。
わざわざ嫉妬させずとも躾は嫌と言うほどしてやるのに。
肉欲に溺れ過ぎた所為で、気持ちが離れた今でも軀だけずっと私のもとに置き去りのままだ。
顔には出さないが、腹で笑い続けている。
意識他界系の下衆に、今日も元気に逝ってらっしゃいと腰を振り鳴かせて見送るのが、今ではすっかり日常である。
正直、以前よりも興奮する。
喜ばせたくないので、口が裂けても言わないが。

11月4日

2023/11/07 11:12:15

Hさん
ひたすら鞭を打つ。
打ち続ける間、私は珍しく口をつぐんでいた。
野次や罵声といった相手を罵る言葉の一切を口にせず、ただ黙々と内なる感情を乗せた厳しい鞭の雨を降り降らせていた。
受ける側も同じだった。
私同様に口をつぐみ、時々僅かな呻き声が呼吸に混ざる程度にとどめていた。
爪を床に食い込ませながら身体が少しも揺らがぬよう懸命にしがみ付き、容赦無く降り落ちる鞭を当然の罰のように受け続けた。
男の軀は噴き出す脂汗で艶めき、流れ落ちる大量の汗で床の一部は段々と色濃く黒ずんでいった。
サイレントプレイのはずだったが、鞭の猛打に私の腕は悲鳴をあげていた。
次第に上がらなくなる肩が限界を迎える頃、くぐもった声が小さく許しを請うのを耳で拾い、胸を撫で下ろし、息を落とした。
上らなくなった腕と反対の手で額と首の汗を拭って、その手のひらを男の口元に放り込んでやった。
美味しそうに舐め散らかす汗だくの顔は、やり遂げた達成感と多幸感に満ち溢れていた。