写メ日記

8月10日

2024/08/13 15:37:14

Fさん
首の鎖を手繰り寄せ、髪を掴み、頬張り切れない大きさのものを口に捩じ込んだ。
咽頭を塞がれ、咳込んで逸らす売女の顔を追ってまた髪を掴み、息の整わないままの口腔へ押し込み、腰を揺らした。
口の大きさにそぐわない一物に歪む顔と、息苦しさと興奮で膨らむ鼻息で、酷いとしか言いようのない顔が妙にそそった。
たっぷりと濡らされた一物を前にし、待ち切れなかった売女は「欲しい」とすぐさま喰らいついた。
火が付いたみたいに泣き叫ぶ赤子のように、喚き散らし、表や裏やと千切れる程に軀を捩りながら、文字通り限界まで逝き狂う売女は、相変わらず怠惰で煽り上手だった。



Mさん
連続射精の限界で潮吹きに移行した。
その感度は、どちらに転んでも、整然と組み立てられた構成のもたらす音楽的な快感を与えたが、速度は変わらず。
うちひしがれる気持ちは汲むが、涙がこぼれる程ではないと思った……
けど、随喜の涙なら納得。


8月8日

2024/08/13 15:36:52

Kさん
太いしなりが背に落ち、膝が崩れる。
大時化の海原を思わせる荒れ狂う背には、皮膚を切り裂くような稲妻が何本も降り落ち、その都度、軀は派手に傾斜した。
落雷が大雨に変わった後も軀は覚束ず、バラバラに乱れ叩く革の雨粒は、瞬く間に広範囲を血赤色に染めて、愚者を益々恍惚に陥れた。
雨音に掻き消された声は、どんな甘美を謳ったのだろう。



Nさん
一部に触れるだけで大きな全身が震える。
軀中の性感がまるで、整然と並べられた組み木を、指で倒した時の衝撃に似ている。
この鋭敏な性感に不自由さを与えて、不本意な辱めの限りを尽くし支配すれば、さぞや良い余興を愉しめそうな匂いがした。
何処まで愉しませて貰えるのか、伸び代に期待が高まる。



Oさん
もはや恒例行事。
「私はアバズレ故の浮気性なのだから、心なら兎も角、軀の穢れ如きは罪に数えないで欲しい」
と自身の心苦しさから解放されたいが為の告白を、主人の気持ちも考えず吐露した罪深さを、十分理解した上で仕組んで来るこのアバズレが、憎らしくも可愛くもある。
手厳しい仕置きが欲しいとは、決して口にしないプロのアバズレ。
滾る。

8月6日

2024/08/13 15:36:27

Sさん
鼓膜に垂れる鋭い舌鋒も、仄温かな蝋燭からもたらされる感興に身を委ねてしまえば、全てが甘美に生まれ変わった。
絆されて、身も心も……溶けた蝋と混ざり合う。
惜しみ無く注がれる恍惚に漏れ出たため息の中で、気付けば貴方自身が溺れていた。



Kさん
薄っすらと、肌透けする黒ストッキングの筋光りを目で追いながら、爪先の動向を興味深く探る。
覆い被さった折に圧着した箇所は、独特の湿った生地の質感を待ちつつ、表面はサラリと乾いた滑らかさで肌をそば立てて来る。
怒張した肉棒を、艶黒の爪先で踏み付けた。
上擦った声が出て、顎が持ち上がった瞬間、喉元に手を掛けて、声も下腹部も支配した。