写メ日記

11月11日

2023/11/13 21:49:50

Kさん
尻で両頬を挟む。
優しく、そっと包み込まれ安堵していたのだろうか。
まるで自分の一部のように感じていた尻が、嘲笑うような掌返しで突如凶暴化した。
驚いて身悶えるも、拘束されている貴方になす術は無い。
戯れにしか思わぬ程度の悪戯で、あっさりと欲を吐き出されてしまった。
尻の暴走に服従せざるを得なかった愚息にとっては英断だが、貴方にとっては大きな不覚だったろう。
それでも、窒息寸前の射精は堪らなかったでしょ……?

素敵な背中も載せておきますね。



Yさん
一度でもオーガズムに達すると、前後の見境がなくなる。
先天的な欲求も凌ぐ傲慢な淫欲がそうさせているのだろう。
目の前で、形振り構わず下劣な言葉を捲し立て、欲しいものを軀でねだる貴方を見ていると、不思議と憐れさを通り越して可愛くさえ思えてくる。
もっと品良く躾けたかったが、過剰になるにつれ理性を失くすので、品の良さからはどんどん掛け離れて行った。
それでもこの獣が愛おしいと、堪らないのだと、脳汁が溢れるほど血を滾らせて来る欲を拒めずにいる私も、既に見境がつかなくなっているのかもしれない。
貴方を卑しいと思う以前に、まず身の程を知るべきである。

11月9日

2023/11/11 10:57:53

Tさん
しっかりと作り込まれた台本を渡された。
貴方が側で丁寧なシナリオ説明を口添えていたが、その殆どを耳に入れる事が出来なかった。
しかし私の頭にはきちんとシナリオは入っていた。
普段私の読書は、見開きの全体をひと読みした後に、そのページで気に入ったフレーズを丹念……執拗に舐め回すよう反芻し、気が済むまでとことん同じ文字を追いまわし続ける癖がある。
今回のシナリオはそんな箇所が幾つもあり、それで貴方の声は届くに至らなかった。
綿密に計画された淫猥を凝縮した一枚を実行するよりも早く、脳内で先に始めてしまったくらい素晴らしい出来映えだった。
お陰様で愉しいひとときを過ごせた訳だが、ただ気になる事が一つあるとすれば、初見に言われた「お若いんですね」が少し残念そうに聞こえた事。ただの杞憂であれば幸いかと。
遠路遥々お運び下さり恐悦至極。
私も随分愉しかった。



Mさん
私でなければ駄目だと言いながら、ぎらぎらした眼を画面に貼り付けたまま此方を一瞥もしない。
わざわざ嫉妬させずとも躾は嫌と言うほどしてやるのに。
肉欲に溺れ過ぎた所為で、気持ちが離れた今でも軀だけずっと私のもとに置き去りのままだ。
顔には出さないが、腹で笑い続けている。
意識他界系の下衆に、今日も元気に逝ってらっしゃいと腰を振り鳴かせて見送るのが、今ではすっかり日常である。
正直、以前よりも興奮する。
喜ばせたくないので、口が裂けても言わないが。