写メ日記 | 5月2日

5月2日

2024/05/04 13:39:14


Hさん
イバラみたいな麻縄と戯れた。
ささくれた細い繊維が柔肌に突き立ち、ネチっとした陰湿ないやらしい痛みが全身を容赦なく喰い散らかす。
もがいても転げても逃れられない、そう理解している貴方は身動きせず、じっと堪えて私の許しを待つのだが、この憐れな身に降り落ちて来たのは待ち望んでいた許しではなく、大量の鞭の雨と重石の刑だった。
捕われた後は、すべからく心身囚われる。
その瞬間、矛盾と逢着し、ふと魅せた貴方の素顔に心が踊った。

お土産ありがとう。



Nさん
支配する前の前菜として、軽い洗脳を差し出してみた。
日々熱心に、淫靡な妄想へ耽っていてくれたお陰で、恐ろしいほど簡単に暗示に掛かってくれた。
初心な子の抵抗を美味しく眺めながらの調教……も捨て難かったが、これだけ好みのドスケベな軀を目の前にすれば、欲が勝り、誰しも我慢出来ず意のままに貪り倒したくなるだろう。
これは自然の摂理であり、仕方がない事なのだ。
恨むなら、己の肉感的な軀を恨むことね。
その生まれ持った才能の塊に、私はただ、焚き付けられただけなんだもの。