写メ日記

8月24日

2024/08/27 11:07:41

Mさん
今ではすっかり、勝手知ったる穴。
これは大仰でもなく現実的な意味で、自分の顔でも触るような確信めいた塩梅で、私にだけ都合良く陶冶され続けて来た邪の結晶だ。
手指を鍵とすれば、ぴたりと合う鍵穴。
こうして無遠慮に侵入し、土足で好き勝手に荒らし堪能した後、散々たる状態で放擲するのだが……
淫乱の種を撒かれた穢れた土壌は、肥沃な土壌となり、互いを益々悦ばせるから面白い。

差し入れありがとう。



Kさん
憂鬱は快楽。
本人曰く、不本意ながらも強い快感を覚える被虐趣味にのめり込み、もしかしなくとも、後戻りが出来ないところまで来てしまったのでは、と懊悩する度、深く達してしまうという、拗らせを付与した歪な性癖に仕上がりつつある。
悩むほどに艶かしく、新鮮な毒の軀に生まれ変わつまてゆく。
才能の塊。

8月22日

2024/08/23 23:54:53

Aさん
ゆらめきの滴り落ちる先のモノは、謙虚に退き気味になるのに対し、流れ落ちた先のおぼこ口は尖りながら熱を受け止めていて、その様子がまるで、無い舌を必死に伸ばしている風に見えて、健気で可愛らしかった。
味わう舌が無いのに色狂いになるのは……どうしてだろうね。

8月20日

2024/08/21 21:16:55

Nさん
まだ仄かに人肌の残る下着の内側を舌で執拗にしがみながら、鼻の両脇に乗せたつま先の匂いを鼻腔に掬い上げる。
とうに崩れ落ちた理性の跡地では、当然とばかりに欲が丁寧に咀嚼されており、それが呼水となって、滞っていた内なる強欲までも引きずり出し下腹部は、惨憺たる状態を私の前に示した。
いつまでも躾が行き届かないのは、飼い主に欲情しているせいだろう。



Tさん
首に手を掛けて、指の腹で太い脈を探す。
両手は急所を噛みながら窒息させる獣の牙らしく、決して離さず、緩まず、狂喜に昂るまま嬲る。
貴方はぶっ飛んでしまう寸前の事をこう言っていた。
首に掛けられた私の両手が、二つの刺股で宙ぶらりんに捕えられたような感覚に陥った途端、とてつもない快楽が押し寄せてきて、軀も精神も全て出鱈目に逝き狂ってしまったようだった、と。
そう、こうして危ない遊びにのめり込む変態が、またひとり出来上がるのだ。

8月17日

2024/08/19 22:29:33

Eさん
初アナルのフィストは現実に起こり得る。
対岸の火事が我が身に降り掛かり、驚嘆していたのも束の間。
官能の棲家をたゆたわれる内に、戸惑いは変遷、強い快楽の力へと瞬く間に飲み込まれると、呆気なく拒絶を手放し、無我夢中で拳を貪った。
拳を腰を振るように伸ばし、引いて回すのは、不思議なほど飽きなかった。
もっと締め付けて欲しくて、尻を叩き煽った。



Yさん
背を弾く鞭の穂先が空を切り裂く。
叫び過ぎた貴方の声は、擦り切れた和紙のように皺枯れ、くの字に折り曲げた軀は左右に半円を描くよう揺れながら、天井からダラリと下がっていた。
やがて声は潰れ、薄っすら血と汗の滲む艶やかな背には、鞭に陶酔しきった心情を魅せ伝えているのが汲み取れた。

8月13日

2024/08/15 11:01:24

Nさん
鋭利な角度でヒールを突き立てた。
血まみれになって悶絶する姿をブーツに映し見ながら、地鳴りのように低く呻く犬の顔を、足で撫で付けて宥めた。
火照る軀は、次第に酷い渇きと飢えを覚え、唾液を求める。
口腔に留まらず、軀全てに欲しがり、求められるがまま唾液を垂れ流した。
唾液付きの肉棒を尻に突当てがい、胎内へ注ぐべく、腰を強くぶつけて粘膜を擦り続けてやると、腹の上にに溢れ出た白濁が、降伏のあらわれのように見えた。

差し入れありがとう。