写メ日記

6月13日

2024/06/15 13:39:07

【Sさん】
これだけ心地良い沼があるだろうか。
まったりと生温かく、母性のような懐を持ちながらも時々融通がきかず、乱暴な気持ちで侵入する者を瞬く間に懐柔させてしまう、魔性の穴。
開発途中でこれなのだから、垂涎の未来しかない。
理想のアバズレにする為に有望株を大切に育てる、開発冥利に尽きるとは、まさにこの事だろう。
ほんと堪らないわね。
天性の魔性2穴の侮れなさよ。

【Wさん】
ネチネチといたぶるのは好きだ。
軀の火照りや荒い呼吸をまるで無視して、一番欲しがる箇所も素通り。
焦ったさに、身をよじりながらついて漏れ出る喘ぎ声を嘲笑って、必死にすがる目を美味しそうに見下ろす。
ソフトプレイのみ?貴方が?
こんなに堪え難く、酷く胸を焦がされているのに何がソフトなのだろうか。
あてにも気休めにもならない言葉に惑わされるより、恥辱に溺れる己にだけ執着なさい。
声枯れするほど掻き乱され、抗う理性すら投げ捨ててもがき狂えばいい。
堪え性だけは、ソフトだったが。

6月11日

2024/06/15 13:38:41

【Nさん】
最近、使い捨ての粗末な縄を好む変態が増えた。
その内のひとり、貴方も同様に荒縄を愛してしまう奇特な軀になった。
荒縄だけに飽き足らず、したためた妄想の全てを甘んじて受け入れ、限界に挑んだ。
片目だけでも……と覗いてみたかった限界の向こう側を少しは臨めたらしく、達成感と臆病に打ち勝った表情は、濃霧の晴れ間から差し込む陽の光の如く煌めいていた。
覚醒。


【Oさん】
鼓膜を突き刺すような悲鳴が部屋中飛び交う。
床へ縫い付けられ、逃れられない軀を右往左往させる貴方の姿は、まるで巨大なイモムシのよう。
貴方の叫び声が、私の笑い声でかき消されてしまうのではないかと思うくらい、腹の底から笑いが止まらなかった。
電動アンマというのは、こうもノスタルジックな行為だったのかと、急所を踏みしめながら思い出を喰んだ。
幼い頃、弟を懲らしめていた時も愉快だったが、今ほどの高揚感と愉しさの比ではない。
性を知った今だからこそ、悦びも一入なのだと。