12月16日
2025/12/18 17:16:08
Tさん 顔や局所に吐き騙された咀嚼物は、喉奥が大きく開いた瞬間、合わせ鏡の廊下のように無限の映像がはっきり遠くまで続いているようで、考える間もなく無意識に喉奥へと吐瀉物ごと足を突っ込んでいた。 足指の隙間から、ちろちろと赤い舌が何度も行き交い、餌を口へと運び悦びに耽る。 昂りはそれほど長く持たずして、欲を吐き出し果ててしまうが、事後の恍惚とした表情たるや、そんな些末なことさえどうでも良くなるほど最高の逝き顔をするものだから、まるで怒る気などしなくなるのだ。 人徳… いや、変徳か。 ほんと、可愛いペットよね。 差し入れありがとう Dさん 土に潜りながら嚥下を繰り返すミミズのみたいに、貴方の胎内は私の四肢を卑しく貪り続け、それ以外の異物も難なく食い散らかしながら、私の四肢と異物は、底しれぬ奥の間へと踏み込んでいってる様な心地がした。 抗えない欲は、どうやら私にも潜んでいたらしい。 止まらない衝動が頭だけじゃなく、時間さえも狂わせているような気がした。
