写メ日記

10月28日

2023/10/30 13:54:51

Nさん
男の全身は、付けられてからまだ日の浅い痕が軀中に残ったままだった。
まるで誉れでも説明するかのように、傷のひとつひとつを指でなぞりながら誇らしげに語る。
現実の縛りが無くなったことで叶った夢なのだから、勲章自慢もしたくなる。
こうして魅せつけられる事で劣情を煽られるのだが、私にも無遠慮な扱いを受けられても構わない意思表示でもあり、たまらず便乗した。
灼けつく痛みに被さる艶やかなエナメルは、熱を冷ますどころか昂りを増した。
目下の獣物をゴミを見る目で蔑み、粗雑に踏み荒らしながら叩き上げ、燻った火種を全身に飛び火させては追い掛けて遊び、歪んだ戯れに二人して夢中になった。
置き去りにされたリミッターを知らない子のように、遠い心の目で見ていた。



Fさん
縛っていく側から軀が火照っていく。
上気しては瞬く間に部屋の冷気に熱を奪われるので、燃え滾る内面とは逆に表皮はどんどん冷めていく。
湿り気を帯びた冷たく硬い尻を鷲掴み、隠れていた秘部をめくりあげると、低い呻きと同時にますます尻を硬くしたが、キツい縛りで圧迫された他の部位より随分緩く感じた。
縄酔いで意識の混濁する中、覚えたてのドライオーガズムを繰り返し、繰り返し、意思を働かす必要の無いまま欲望の深みにはめてやると、すぐさま快楽堕ちした。
素直な子は軀も素直。かわい。