写メ日記 | 7月13日

7月13日

2024/07/20 10:58:34

Hさん
性器のような鼻腔だった。
指先で、鼻筋にひだが寄るほど捲り上げると、腰を大きくのけ反らせて悦びを表す。
昂る下腹部に並行して息を荒げ、呼び水で飢えの増した穴が餌を乞う姿は、愛くるし過ぎて人目に晒したく無くなるほどだ。
異物の挿入は、喘ぎが一層多弁になる。
並べ揃えた異物を順に抜き差しし、それぞれ反応を見比べて、卑しい顔の順列を付けている時は最高に愉しい。
そして、口腔も然り。
こじ開けた後、白い不透明なゴム手で淫雑に掻き回せば、たちまち口内は涎の沼池に変わる。
上下顎、舌の裏側、頬の粘膜、歯列を指でなぞり、そして咽頭に深く差し込む。
嗚咽混ざりの嬌声が、やけに肉感的で胸を熱くした。



Wさん
隣人に呼び止められる。
以前から靴音に興奮していた、と早口に捲し立てられた。
額を擦り付け、哀願する男の後頭部を見下ろしながら、私はK察を呼ぼうとスマホを取り出した。
数時間後。
スマホにK察への履歴は無い。
残っているのは、隣人を踏み付け口汚く詰る、私の音声入りの動画だけ。
利害一致という不埒な関係を築き、満足気な二人の傍ら、そのまた隣人が、ドアの隙間から嫉視しているなどつゆほども知らずに。
第三の存在が交わるのは、もう少し先のお話。
来るのか、NTR。