写メ日記 | 10月5日

10月5日

2024/10/10 14:16:00

Fさん
ごく稀に訪れる欲の殷賑をたよりに、特殊行為を愉しむ。
長く巣食っていた陰惨な欲望は、ここぞとばかりに被虐を乞うて、額を床に擦り付け、大袈裟に媚びる。
たまの遊山を失敗に終わらせまいと必死なのだろう。
そう分かってはいながら、鳥肌が立つほど堪らない顔をするからつい、いつも貴方の思う通りになってしまうのが、少しむず痒く、嬉しくもある。
Nさん
乳首は押しピンを刺しても隠れないくらいに育った。
既に取り込まれた大量の体液によって肥大した乳首に倣い、天井知らずの感度に伴って、様々な欲望が波紋のように広がり、軀中を蝕んでゆく。
私の望みを細胞から取り込み、それを自身の思想のように振る舞うのだ。
こうして、いつも手遅れになる事を望むせいで、貴方は排他的な軀を自ら作り上げてしまうから、痛いほど愛おしく感じてしまう。

差し入れありがとう。