写メ日記 | 10月3日

10月3日

2024/10/10 14:15:04

Kさん
鞭で打つ度、吊り下げられた軀は左右に大きく振れる。
風に流されるミノムシのように頼り無くキイキイと縄を軋しませて、虫の如く鳴かせては、淫鬱な均衡を湛えたまま執行を飽きさせる事はなかった。
暗闇に揺れる姿は、あるはずも無い縄を悶えながら手繰り寄せ、御身に絡みつかせて、更なる被虐に堕ちる事を心底愉しんでいるようにも見えた。



Mさん
鈍い音で巻き付く鞭に低く呻いた。
顔を歪め、吐露される声は艶めき、だらし無く広がった口角からは絶えず涎を走らせている。
放射状に幾つもの赤黒い鞭痕を残しているのに、悲痛は何処にもない。
寧ろ快楽のみ。
余程の鞭好きには変わりないのだが、いかんせん、わざとアレルギーを起こし、耐え難い痒みを軀中に覚えさせた上で鞭を受ける。
本人曰く、気狂いに近い変態……には違いない。
この後のくすぐり刑は、これ以上に面白かった。