写メ日記 | 7月2日

7月2日

2024/07/04 15:58:12

Mさん
私が由ない考えを起こしている時ほど、目の奥を覗いて来る。
怯えと期待に潤んだ眼。
最高の眼差しを浴びるのは気持ち良いいのだが、あえて隠してしまう方が貴方の期待は高まるだろう。
耳と、匂いだけを頼りに、どこまで想像を働かせられるか。
それによって、貴方は欲した物を手に入れようと努力をする。
暗闇から与えられる様々な刺激は、さぞや甘美で耐え難い苦痛を軀中にもたらした事だろう。
怖いもの見たさで踏み入れたつま先も、既に胸元までどっぷりとつかり込んでしまっている。
そんな隙が、益々心をそそる。



Nさん
尻を乗せた。
久し振りの食事にありついた猛獣のように、私の尻に貪りついた。
首の鎖を引き寄せ、強く顔に押し付けると、獰猛な女の匂いにあてられた獣は欲を滾らせ、足元で酷く吠えた。
叱るつもりが、躾の無さも伸び代のように振る舞われてしまうと、調教のし甲斐があるように思えてしまう。
可愛い反面、恐ろしい愛嬌の良さ。