写メ日記

3月26日と4月出勤予定

2024/03/27 14:42:33

Yさん
ドレスのファスナーを下ろす時、背中の震えが指に伝わった。
覚悟を決めて立つ大舞台を前に武者震いでも起こしたのだろう。
これからされる行為への高い期待、それも長年密やかにしていた唯ならぬ妄想が露わにされる瞬間がすぐ側まで来ている。
目の前の大きなベッドを直視しながら、女は熱い欲を燻らせていたに違いない。
現にファスナーが下り、素肌が中に蓄えた熱と共に漏れ出て来たのだから、私も過度な期待を膨らませた。
興奮による渇いた喉を生唾で潤す。
溢れ出そうになっていた欲も、唾を飲み込む事で少しだけ抑えられた。
狩りの儀式が始まろうとしている。
直前の緊張が高いほど上等なスパイスになる事は、貴女も体感し、その身に刻み込んだのだろう。



4月予定です。
火・木・土 15:00〜21:00受付(23時ラスト)
30日(火)は29日(月)と入れ替わります。
一緒に愉しみましょうね♪

3月23日

2024/03/27 13:20:58

Oさん
選んだ下着の色が、まるで脳内のいやらしさそのものを示しているのでは……そう思い込みたくなるくらい、貴女の淫らさの釘付けになった。
最高のセクサロイドに軀を委ね、自分勝手に貪る絶頂がどれだけ気持ち良いかなんて言えやしない。
私の下で髪を振り乱し、掠れ声で逝き狂う貴女の比ではないのだから。



Kさん
黒々とした茂みを、転がる鞠のように剃刀が滑り股座の秘密を暴く。
禿げ山に晒されたのは、ほっかむりのシメジ。
不遇さに涙ぐむほど笑いながら揶揄ってやると、男は恥ずかしさで目を伏せてしまった。
構わず追い討ちを掛けんと蔑み、小水も引っ掛けて、その上から煙草の火を揉み消すが如く強目にすり潰した。
植物は虐めるほどよく育つというが、この粗末なシメジすら一丁前の植物宜しく、虐める毎に大きく育った。
同じ菌類の椎茸同様、落雷で変態も増殖しているのだろう。
もっと叱らなきゃ。


3月21日

2024/03/22 21:23:52

Mさん
緊縛に憧れる緊縛恐怖症に縄慣らしをした。
使い捨ての麻縄だから切っても構わない、すぐ解けるから大丈夫だ、という旨を伝えた。
それを聞いて安心したのか、縛られている間はパニックに陥ることもなく、激しく上下していた胸も穏やかな波のように落ち着きを取り戻していた。
他人の何倍も長く感じたであろう1分間。
その間、どれほどの多幸感を得られたのだろうか。
聞かずとも、その様を見れば手に取るように伝わって来たのは言うまでもない。
散らばった縄の切れ端の上で、自身の軀に残る縄痕を、口角を上げて嬉しそうに眺める顔があまりにも微笑ましくて、私の口元も、つい緩んだ。

3月16日

2024/03/18 19:40:26

Kさん
馬の代わりに厳しい鞭を受け続ける。
鞭の穂先が迸る度、身を裂くような衝撃に震駭し、バランスを崩し掛けては落馬する恐怖に再び身を震わせる。
苦痛が軀中を駆け巡る中、回らないメリーゴーランドから見える景色は、真正面の鏡に映る己の姿と、背後で鞭を振う私の姿。
鏡越しに臨む危機は、対峙した時よりずっと肝を冷やしたに違いないし、興奮もより昂っただろう。
だって、鏡越しに見えた貴方の顔にあてられた私も、酷く興奮したからだ。



Nさん
唾を付けておく、とはよく言ったものだ。
所有物の証として、他の誰にも触れさせないようマーキングをする行為は、個に示す分、動物の縄張りを表すマーキングよりも強い執着を感じる。
現に、軀の一部どころか至る場所に体液を施し、塗りたくるだけでは心許ないと、何重にも重ね塗りをし、手や靴裏ですり込み、パラフィンパックや体重を乗せ圧迫したりと、執拗に塗り愛でた。
しつこく責め立てるのはいつもの事だが、あの日は特にそうだった。
足元を乱反射する怪しげな光と、灰皿の中で燻るマッチ棒から漂う香の匂いが、私達を駆り立て、唆していたような気がした。

差し入れとプレゼントありがとう。
喜びのあまり、写真を撮り忘れてしまいました。
貴方を添えた一枚は次回の愉しみに、ね。

3月14日

2024/03/16 12:32:36

Tさん
私自身、どこで息継をしているのかと思うほど詰問し続けていた。
返す言葉もないくらい翻弄されていたと言う貴方は、特定条件のもとで洗脳された、という必然性に気付いてもいなかったらしい。
予め生まれ持った性質を私に都合良いよう利用された……所謂、抗えなかったのではなく、抗えないようにさせられていた、と言い変えればば、謎の解釈が出来るだろう。
単純な暗示で簡単に転がされた貴方は、被虐行為にとても素直だ、という明確な証明をしてくれたマゾ気質の持ち主。
愉しませてくれてありがとう。



Aさん
精も魂も尽き果て果てていた。
重ダルい軀をベッドに投げ出し、首も頭もミリ程も動かさず、うつろな眼を走らせて私を探す。
目が合うと、渇いた唇から潤沢を帯びた言葉を呟いていたのだが……疲労で回らなくなった頭で探したせいか、次いた言葉があまりにも稚拙で、すごく、すごく可愛らしかった。
うん、よく頑張ったね。