写メ日記

7月29日

2023/07/31 21:20:32

Mさん
執拗な視線が扇情的だった。
軀の全てを以って聴き耳を立てられているのでは……と錯覚するほど常に目で追われていた。
その目のふちに溜まった涙は、悲哀と悦びで満ちていた。
不意にそれを見た時、恐れの裏側にある快楽への期待を垣間見た気がした。
既に滲み出ていた欲がなみなみと溢れ出し、潤ってくるのが心地良くもあり刺激的でもあった。



Kさん
たった一度でも立ててしまった波は、僅かな風でまた直ぐに荒くなる。
心と軀の狭間に、どんな差異も懸隔も、ブランクさえ生まれないよう、この世界は仕組まれていたと気付かされる。
軀は、そう感じずにいられなかったのではないだろうか。

7月27日と来週予定

2023/07/28 23:45:24

Tさん
淫口に捩じ込んだ足を、既に注がれていた咀嚼物で汚す。
粘度の高い甘い液を存分に絡めて。
指の隙間から見え隠れする、分厚く赤黒い舌が無遠慮に巻いては這い、浅ましさだけを露わにする。
欲に負けたつつましさを腑の奥に仕舞い込んで。
コツコツと、囲む靴音に怯えながら欲情していた姿を思うと、初めから貪欲で、つつましさの欠片もなかったのだろうが、不器用に足を包む両手の震えに、僅ながらつつましさの残り香を感じた。



Yさん
夜を灯す。
淫猥な空気を孕ませて揺らめく蝋燭の炎が、朧げな明かりを軀に落とす。
表皮は次第に朱に染まり、熱によって授けられた悦びに嗚咽する貴方は、益々声を振り絞った。
田舎の涼やかな夜の虫の音も、街では不本意な嬌声に変わる。
どちらも好ましいが、眠れない夜には後者が良さそうに思えた。



来週の予定は以下の通りです。
1日(火) 17:30〜22:30受 24:00終
4日(金)17:30〜22:30受 24:00終

受付時間内にご予約いただければ24時までプレイ可能です。

7月25日

2023/07/27 11:07:59


Tさん
想像力が豊かで羨ましい。
耳の産毛が僅かに震える程度、そよ風のような囁き声ひとつ耳元に落とせば、瞬く間に海綿体に血潮が流れ込み、分かり易く劣情が脈打つ。
ただそれだけで脈を早鐘のように打ち、長い涎の糸を無遠慮に垂らし続けるのだ。
脳髄の涎も相当なご様子。
豊か過ぎる故の早漏の象徴とばかりに。
その自由な想像も、私にコントロールされたものだったりする。
ご都合主義のフィルターに上手くこされ見えなくなる、それさえも見越して。



Yさん
手首の裾は触れていないはずだったが、溢れ出た愛液で濡らされる感触を覚えた。
腕の芯にまで色濃く侵食させて。
じんわりと、遅い毒が徐々に脳内を麻痺していくのを一呼吸毎に感じながら、下腹部に飲まれた指先で貪る快楽に夢中になっていった。
深い悦楽の中で微睡む我々をよそに、最後まで命令に忠実だった愚息の正気が嘘みたいに思える。
罰ゲームがよほど嫌だったのだろうか。
どのみち互いに楽しめたので問題ない。



Kさん
剥き出した牙と鋭い爪をを引っ提げて、どんな恐ろし気な猛獣かと思いきや……
なんだ、ただの子猫じゃないか。


7月22日

2023/07/24 21:44:06

Oさん
快楽に溺れるあまり、どんどん舌ったらずな口調になる。
呂律が回らないのではなく甘えているのだ。
賢い機械のように相応しい言葉を適切に選択し、性器と化した自らの口でわざといやらしく自虐を吐いて魅せつける。
教えてもいないのに都度ビッチになっているのはどういう事だろうか。
これは……
お仕置きが必要だ。



Fさん
加減のタイミングを見誤りそうなほど没頭した。
腹の奥底でじっと鳴りを潜めていた獣は突如目を覚まし、爆発的な食欲を撒き散らすだけに留まらず、与えた欲に対し、嗚咽混じりの声で唸りながら貪り喰いを始めたからだ。
この瞬間、10年ぶりだと言った貴方の言葉は頭から消えた。

約束の足摺りオナニー写真を添えて。
たがを外したくなったら、またおいで。



Hさん
随喜之涙に咽ぶ悦びの中で知った、あの感覚。
まるで夢みたいな現実の出来事が信じられなかったようで、何度も私に確認を求めてはひとりパニックに陥る。
頭が追いつかないほど気持ち良かったのなら、何も考えず快楽だけを素直に受け止めればいい。
その内、肉欲は思考を拒絶し、騒々しい頭の中を無理矢理にでも沈黙させて、本心だけを上手く下腹部からのみ拾い上げて堕落が始まるのだから。
もう、きっと軀の方は理解している。

7月15日

2023/07/17 18:29:05

Mさん①
答えられないと分かっていながら、わざと恥ずかしい事を確かめるように聞いたり、指先でおちょくってみたり、どれだけはした無い格好をさせようが、言葉では建前だけの拒絶反応を見せるだけで、どんな事があろうとも私を振り切れず、そんな自身にさえ抗えないでいる貴方が可愛くてたまらないのだと、もう幾度となく同じ事を言っているが、相も変わらず同じ気持ちになったのでここに記しておく。

お土産もありがとう。



Mさん②
再び奴隷オークションに出たいなら真の悦楽も覚えておきましょうね。
感じないせいで早々に痛がり、長く遊べず物足りない。
次の出荷までに嫌というほど快楽を叩き込み、欲に見境のなくなったただの色狂いの肉塊へと成り下がった無様な艶姿を、是非とも皆様の前で見せつけて差しあげましょう。
新生した貴方をご披露出来る日が今から待ち遠しくて仕方ないのは……きっと私だけではないはず。



Wさん
振り返った部屋には塵ひとつ無く、ベッドのシーツも張られたままの状態で座り跡すらない。
何処で何があったのかを唯一想像させるのは、在る場所の残り香だけ。
それも清掃が入る頃には消えているのだろうか。
あれだけの事をしておきながら、部屋と同じように整然とした顔で部屋を出るこの二人の白々しさよ。