3月30日
2023/03/31 21:39:12
Oさん 羞恥で露わにされる本性は、声を殺したくらいでは誤魔化し切れない。 色の濃い眼鏡の奥には、うっすらと浮かぶ悦楽の涙で揺れる眼に、思わず吸い込まれ釘付けになった。 ため息さえも艶っぽい。 気だる気な声も、緩やかな動作も、意図して作られたものではない。 貴方の淫猥な本性も然り。 平生はひた隠しにしていても、こんな時には暴かれたいもの性癖である。 Kさん 時の流れを目の当たりにしてやるも、これ程長く感じた3分間は今までになかった……と肩を大きく上下させたまま、貴方は砂時計を掴んだ。 息が上がってるから少し休んだら…と言いたいところだが、折角身体も温まった事だし、ね。 貴方の手から砂時計を取り上げてひっくり返す。 ヒールの踵で蹴飛ばされ床に転がり、驚きと落胆の表情で私を見上げた顔は、これまで見たこともないくらい欲情させられた。 そう。 聞き分けのいい子は好き。