8月10日
Fさん 首の鎖を手繰り寄せ、髪を掴み、頬張り切れない大きさのものを口に捩じ込んだ。 咽頭を塞がれ、咳込んで逸らす売女の顔を追ってまた髪を掴み、息の整わないままの口腔へ押し込み、腰を揺らした。 口の大きさにそぐわない一物に歪む顔と、息苦しさと興奮で膨らむ鼻息で、酷いとしか言いようのない顔が妙にそそった。 たっぷりと濡らされた一物を前にし、待ち切れなかった売女は「欲しい」とすぐさま喰らいついた。 火が付いたみたいに泣き叫ぶ赤子のように、喚き散らし、表や裏やと千切れる程に軀を捩りながら、文字通り限界まで逝き狂う売女は、相変わらず怠惰で煽り上手だった。 Mさん 連続射精の限界で潮吹きに移行した。 その感度は、どちらに転んでも、整然と組み立てられた構成のもたらす音楽的な快感を与えたが、速度は変わらず。 うちひしがれる気持ちは汲むが、涙がこぼれる程ではないと思った…… けど、随喜の涙なら納得。