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写メ日記 | 12月18日
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| 真嶌(まじま)カヲリ |
| 12月18日 |
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Nくん 貴方が私を引き止める事は許されることではなく、決してしてはいけないことだった。 偽善的な解放と介抱、それさえも心に抱かず示さぬよう手放した。 そうして卑しさだけが殆どの私の目下には、怯える獣の寝姿が武者震いを起こしながら緊張した面持ちで、恐怖と快楽を待ち望んでいた。 揺るぎない責めにの抵抗は約束通り全くなく、声だけが必死の抵抗をし、私の全てを全身で受け止めてくれた。 いずれにせよその姿勢は、誇りにも威厳にも疲労にも満ちたりていて、私を酷く満足させてくれた。 Yさん 薄暗い部屋の中でも、ずっと貴方に見られていて、私も見続けることを忘れなかった。 互いの目だけが獣染みた生き生きとした輝きを放ちながら、荒々しい息をわざと殺して、静かに…それでいてとても激しく、貪るように欲をあさった。 その時の火照らせたや薄く漂う香水の匂いは、熱と汗とが混ざり合い、だんだんと強さを増して浸水し、互いを浸していった。 欲を重ね着をひとつ、またひとつと剥ぎ取られる姿を見られながら逝った貴方の成れの果ては、燃え尽きた線香のように、灰燼と化していた。 よく頑張ったわ
[2025/12/22 10:57]
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