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写メ日記 | 8月20日
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真嶌(まじま)カヲリ |
8月20日 |
Nさん まだ仄かに人肌の残る下着の内側を舌で執拗にしがみながら、鼻の両脇に乗せたつま先の匂いを鼻腔に掬い上げる。 とうに崩れ落ちた理性の跡地では、当然とばかりに欲が丁寧に咀嚼されており、それが呼水となって、滞っていた内なる強欲までも引きずり出し下腹部は、惨憺たる状態を私の前に示した。 いつまでも躾が行き届かないのは、飼い主に欲情しているせいだろう。 Tさん 首に手を掛けて、指の腹で太い脈を探す。 両手は急所を噛みながら窒息させる獣の牙らしく、決して離さず、緩まず、狂喜に昂るまま嬲る。 貴方はぶっ飛んでしまう寸前の事をこう言っていた。 首に掛けられた私の両手が、二つの刺股で宙ぶらりんに捕えられたような感覚に陥った途端、とてつもない快楽が押し寄せてきて、も精神も全て出鱈目に逝き狂ってしまったようだった、と。 そう、こうして危ない遊びにのめり込む変態が、またひとり出来上がるのだ。
[2024/08/21 21:16]
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