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写メ日記 | 8月8日
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真嶌(まじま)カヲリ |
8月8日 |
Kさん 太いしなりが背に落ち、膝が崩れる。 大時化の海原を思わせる荒れ狂う背には、皮膚を切り裂くような稲妻が何本も降り落ち、その都度、は派手に傾斜した。 落雷が大雨に変わった後もは覚束ず、バラバラに乱れ叩く革の雨粒は、瞬く間に広範囲を血赤色に染めて、愚者を益々恍惚に陥れた。 雨音に掻き消された声は、どんな甘美を謳ったのだろう。 Nさん 一部に触れるだけで大きな全身が震える。 中の性感がまるで、整然と並べられた組み木を、指で倒した時の衝撃に似ている。 この鋭敏な性感に不自由さを与えて、不本意な辱めの限りを尽くし支配すれば、さぞや良い余興を愉しめそうな匂いがした。 何処まで愉しませて貰えるのか、伸び代に期待が高まる。 Oさん もはや恒例行事。 「私はアバズレ故の浮気性なのだから、心なら兎も角、の穢れ如きは罪に数えないで欲しい」 と自身の心苦しさから解放されたいが為の告白を、主人の気持ちも考えず吐露した罪深さを、十分理解した上で仕組んで来るこのアバズレが、憎らしくも可愛くもある。 手厳しい仕置きが欲しいとは、決して口にしないプロのアバズレ。 滾る。
[2024/08/13 15:36]
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