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写メ日記 | 7月2日
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真嶌(まじま)カヲリ |
7月2日 |
Mさん 私が由ない考えを起こしている時ほど、目の奥を覗いて来る。 怯えと期待に潤んだ眼。 最高の眼差しを浴びるのは気持ち良いいのだが、あえて隠してしまう方が貴方の期待は高まるだろう。 耳と、匂いだけを頼りに、どこまで想像を働かせられるか。 それによって、貴方は欲した物を手に入れようと努力をする。 暗闇から与えられる様々な刺激は、さぞや甘美で耐え難い苦痛を中にもたらした事だろう。 怖いもの見たさで踏み入れたつま先も、既に胸元までどっぷりとつかり込んでしまっている。 そんな隙が、益々心をそそる。 Nさん 尻を乗せた。 久し振りの食事にありついた猛獣のように、私の尻に貪りついた。 首の鎖を引き寄せ、強く顔に押し付けると、獰猛な女の匂いにあてられた獣は欲を滾らせ、足元で酷く吠えた。 叱るつもりが、躾の無さも伸び代のように振る舞われてしまうと、調教のし甲斐があるように思えてしまう。 可愛い反面、恐ろしい愛嬌の良さ。
[2024/07/04 15:58]
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